レシピ通りに作っているのに思い通りに仕上がらなかったり、うまく段取りできずに時間がかかってしまったり、なぜかうまくいかなくて「料理は苦手だな」と感じる方も多くいらっしゃいます。
料理が苦手な人は、「どうせ大したものは作れないし、キッチンなんて正直なんでもいい」と思いがちですが、そんな方こそ「キッチンの加熱機器選び」に注目してほしいのです。
最近のガスコンロやIHヒーターは、料理をアシストしてくれる便利な機能がたくさんついています。 便利な機器の力を借りて、日々の料理ストレスから解放されましょう
ガスコンロ、IHヒーターともに、調理を助けてくれる便利な機能が備わっているものがたくさんあります。加熱機器選びの際は、価格や見た目だけでなく、便利機能が搭載されているか確認をしてみるとよいでしょう。
一般的な便利機能としてあげられるのは以下のものがあります。
・自動湯沸かし:沸騰後に自動消火。数分間保温ができるものもある
・自動温度調節:設定した温度になるように火加減の強弱を自動調節。調理中の温度をキープしてくれる
・タイマー:設定時間になると自動消火
・炊飯:火加減調節なしの自動炊飯
・高火力バーナー/IHヒーター:通常の火力より強い火力を実現 など
※メーカー、製品によって機能の名称は変わります。
自動湯沸かしやタイマー機能は、調理中もお子さんから目が離せなかったり、リモートワーク中で仕事をしながら夕飯の準備をしている、といった忙しい方にもぴったりな便利機能です。
「お肉が生焼けだった!」、「野菜炒めが水っぽい」といった失敗はよくあるでしょう。温度設定機能は、希望の温度にキープしてくれるので、火入れで失敗してしまう方、自分で火を強くしたり弱くしたりといった作業で手一杯になってしまうのが嫌だという方にはぜひ使ってもらいたい機能です。
最新機種にはさらに高度な温度感知センサーが搭載されています。たとえばハンバーグやパンケーキのひっくり返すタイミングを音で知らせてくれるものまであるので、これなら生焼けの心配がありません。
「魚焼きグリルの後片付けは大変だし、ニオイも気になるので焼き魚はやらない」というご家庭もあるでしょう。でも、料理が苦手な人こそ使ってほしいのが最新の魚焼きグリルです。
水を張らずに両面焼ける無水両面焼きグリルは一般的になりました。途中でひっくり返す必要もないので、身が崩れることなくきれいに焼けます。さらに、最近では焼き網の代わりにプレートパンを用いるものもあり、これだとフラットなのでますます洗うのがラクです。
ココットやダッチオーブンといった専用容器を使って、肉や野菜のグリル料理や煮物までできるなど、魚焼きグリルは「まるで小さなオーブン」にまで進化しています。
庫内はフラットで拭き掃除もしやすくなっています。さらに煙やニオイをカットする機能も高まっているので、これまで敬遠しがちだった人にも焼き魚のハードルは低くなりました。
上位機種、最新機種のほうがたくさんの便利機能が搭載されていますが、もちろん、その分価格もアップします。予算との相談となりますが、毎日の料理のストレスを少しでも軽減してくれるなら高機能な加熱機器は無駄ではありません。キッチンリフォームの際は、どの部分に予算を使うかといったメリハリをつけておくのも大切です。
「機能がいっぱいあっても使わないわ」という方も多いでしょう。ただ、操作は慣れてしまうと簡単です。「調理はコンロにおまかせしよう」くらいの気持ちほうが、料理への苦手意識を克服させてくれます。
加熱機器選びについては、こちらの記事も参考にしてください。