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【キッチンの基礎知識05】- 壁付型・ペニンシュラ型・アイランド型キッチンの特徴って?

キッチンにはいろんなタイプがあることを「キッチンのスタイルって?」でご紹介しました。

今回は、キッチン選びで重要になる「壁付型・ペニンシュラ型・アイランド型」の3つについて詳しく解説します。

壁付型:狭いスペースでも有効に使えるキッチン

壁付型はキッチンを壁に付けて設置するタイプ。いわゆる昔ながらの日本の台所はこのタイプが主流でした。コンパクトに設置できてスペースを有効に使えるので、狭い日本のキッチンにもぴったりです。


壁にぴったりとくっつけた状態で設置するのが壁付型キッチン。
オーソドックスなキッチンでも壁材などを工夫することで、こんなに素敵になります。

オープンキッチンと独立型キッチンの両方に適しています

壁付型は、壁にピタッと設置してしまえば、あとの空間は自由にレイアウトできるのが特徴。独立型キッチンはもちろん、オープンキッチンにも適しています。

オープン空間の壁付型キッチンでも、背面にカウンターを置くことでダイニングとのちょっとした仕切りにもなります。
出来上がった料理を置くスペースとしても便利ですね。
戸建て住宅なら窓に面して設置できるので、光を採り入れながら明るいキッチンにすることもできます。

調理に集中できるが、ダイニング・リビングに目が届かないことも

壁付型キッチンでは、壁に向かって作業をするため、調理に集中できるというメリットがあります。ただ、その分ダイニングやリビングにいる家族とのコミュニケーションがとりづらく、孤独を感じてしまうこともあるようです。また、小さなお子さんがいるご家庭では、ご家族を背にしてしまうため目が届きにくいという部分は気を付けたいところです。

ペニンシュラ型:オープンな対面式で用いられるキッチン

ペニンシュラ型では、壁付型キッチンの一部のみを壁に付けて設置します。壁から突き出した半島のように設置するので、ペニンシュラ(=半島)と呼ばれ、キッチン側とダイニング・リビング側がコミュニケーションの場とすることができます。

対面式キッチンの一方のみ壁に接しているのがペニンシュラ型。家族との一体感があります。
ペニンシュラ(半島)部分にカウンタースペースを設けて、お気に入りのスツールとあわせれば、ちょっとしたバースペースに。
朝食はササっとここで済ませて、後片付けも簡単にしましょう。

キッチンへの出入りのしやすさも考えて

家族との一体感がもてるのがペニンシュラ型キッチンのメリットですが、一方、ある程度のスペースも必要です。空間に余裕がない場合は、ペニンシュラ(半島)側を長くしすぎるとキッチンへの出入りがしづらくなってしまいます。

通路となる側は人が出入りしやすいよう、導線を考えるのも大切です。

アイランド型:オープン空間の楽しさを味わえるキッチン

オープンキッチンが主流の昨今、人気なのがアイランド型キッチンです。アイランドの名のとおり、キッチンを部屋の中に島が浮かんでいるように、どの面にも接しないように設置します。

ペニンシュラ型同様、コミュニケーションがとりやすいのはもちろん、さらにキッチンへの出入りがしやすいため、パーティなどにもぴったり。キッチンに人が集まりやすくお料理が楽しくなります。自宅で料理教室を開きたい方にも、キッチンを四方から囲めるアイランド型はおすすめです。両側からキッチンへ入れて動線が便利になることで、家族がキッチンに出入りしやすく、男性の育児や家事への参加も促せますね。

加熱機器とシンクが完全にアイランド型になっているタイプ。壁側は全面収納にしたり、オーブンなどのビルトイン機器を収めたりなど有効に使うことができます。

壁付型キッチンとの併用でさらに使いやすく

実際のアイランド型キッチンでは、壁付型キッチンと併用することが多くあります。

加熱機器を壁付型に、シンクをアイランド側に設置したキッチン。
コンロやIHヒーターなどの加熱機器をアイランド側に設置する場合は、レンジフードの性能とスタイリッシュさを重視したいですね。
壁側のメインシンクのほか、小さめのサブシンクをアイランドにつけると、フルーツや野菜の洗い場にできたりとお手伝いをしてもらうにも便利です。

ダイニングが近くなった!

近ごろの流行りなのが、ダイニングテーブルが一体となったキッチンです。

キッチンカウンターとダイニングテーブルで異素材のミックスを楽しんでみたり、段差をつけたりとアレンジすればキッチン空間の表情も違ってきます。ダイニングで宿題や仕事をする機会も増えているので、こんなキッチンとダイニングはますます家族を近づけてくれますね。

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