リフォームをしたいけれど、考えておかないといけないのはやはり費用のこと。今回は、リフォームにまつわるお金についてです。
長く住まう家なので、先々のメンテナンスについてきちんと計画を考えている方も多いでしょう。
リフォームのための積立貯金をしてきていれば、費用に困ることはありません。
水まわりのリフォーム時期は、およそ10年~20年後と言われます。これは、キッチン等の設備機器の耐用年数が10年~15年程度とされているためですが、ある日突然ガスコンロやIHヒーター、レンジフードが壊れるということもあり得ます。10年を目安にいつでもリフォームに対応できるように資金計画は立てておくのがよいでしょう。
0年~20年時が経つと、生活スタイルも変化します。せっかくリフォームするのであれば、今の生活に合わせて、オープンキッチンにしたい、同時にトイレやお風呂のもリフォームもしたい、など「せっかくやるなら」と思う気持ちが出てくるものです。リフォームの規模が大きくなると、かかる費用も増えます。予算に合わせて、どこまでできるかを考えることも大事です。
手持ちの資金で足りない場合は、ローンの検討が必要です。ローンを組む場合は、月々の無理ない返済計画です。家計を見直すよい機会と考え、余裕資金を返済にあてるようにするのが理想的です。賃貸住まいの方が中古住宅を買ってリフォームする場合は、現在の家賃を月々の返済金額の目安にすると無理なく生活することができます。
リフォーム工事の契約の際、工事代金に応じて印紙税がかかります。金額は大きくないですが、これもリフォーム規模により金額が増えます。また、融資を受けた場合はその手数料、さらに火災・地震保険料など、こまごまとした金額ではあるものの、意外とリフォーム金額の総額が膨らんでしまったということにもなりかねません。工事費以外にはどれだけかかるかを事前に確認して準備しておくのがよいでしょう。
キッチンをリフォームするなら、ダイニングのカーテンや照明も一新したいと思うものです。家具も買い替えてなどと思い始めると、インテリアにかける費用は思いのほかかさみます。新しい空間になったワクワク感もとても大事ですがそれらの費用も事前にリフォーム費用に組み込んで、予算の範囲内に収めましょう。
居心地のよいキッチン空間は、毎日の家事にも活力を与えてくれます。家具などの大きなものは一度に揃えずに楽しみをとっておくつもりで、少しずつ希望のキッチン空間に近付けていくのも、良いものです。