リフォーム工事中に現場を見て、「やはりこうしたい」とか「注文した通りになっていない」といったことに気づくことはあり得ます。
スムーズに終わらせたいリフォーム工事。今回は、工事中の追加・変更が生じてしまったときの注意点をまとめました。
「ちょっとここに棚をつけたい」など思っても、気軽にその場にいる職人さんに頼んではいけません。職人さんは図面通りに仕事を進めているので、勝手に変更を受け入れたりはできないのです。たとえ、受け入れてくれたとしても、変更のせいで、その後の工事に不具合が生じてしまったといったトラブルも起こり得ます。工事が始まってからの追加・変更は必ず現場の工事責任者かリフォーム会社の営業担当者に伝えましょう。
棚をつける、フローリングの色を変更するなど、リフォームの変更には費用が発生することがあります。工事責任者や営業担当者に追加・変更点を伝えたら、まず見積もりをもらい、やるかやらないかの判断をするのがよいでしょう。これくらいの変更なら安く済むだろうと思っていても、想定より高い見積りになるケースも多々あります。現場を混乱させないためにも、きちんと順を追って進めることが大切です。
さらに、追加・変更の内容によっては、工事が中断して工期が延びることも考えられます。やはり、なるべく変更はないよう、事前に細かく図面やサンプルなどできちんと仕様を確認しておくことが大切なのです。
リフォーム工事中に現場を見ていて追加や変更を希望することは珍しいことではありませんし、理想のキッチンを実現するためにも、それ自体が悪いことではありません。ただ、勝手に突き進んでしまうと前述のようにトラブルになってしまいます。
無駄なトラブルを避けるためにも、施主側も以下のことに気を付けましょう。
〇工事の追加・変更を思いついても職人さんには直接言わず、工事責任者か営業担当者に知らせる
〇必ず見積もりをもらって判断する
〇追加・変更する場合は、金額に変更がなくても必ずその内容を書面で記録に残す
〇工事期間に変更が生じるのか、必ず確認し、変更ある場合は「工程表」を修正してもらう
口約束はトラブルの元となります。必ず書面で残すことを心掛けましょう。