契約を無事に終え、事前準備も済ませたら、いよいよリフォーム工事が始まります。
キッチンリフォームは一般的に解体、搬入から始まり、床や壁の張り替えや電気系統などの工事も必要な場合は1週間近くかかることもあります。キッチンの位置を移動させたり、間取りを変更するような、大規模なリフォームの場合はさらに工事期間は長くなります。
特に住みながらの工事の場合は、「どうしたらよいの?」と迷う場面が多くあります。ここでは、リフォーム工事中に気を付けたいことをご紹介します。
内容にもよりますが、工事のはじめから最後まで同じメンバーではありません。大工さんをはじめ給排水工事、電気配線工事、クロス張りなどさまざまな工事がある場合、その種類が変わるたびにそれぞれの職人さんが出入りするようになります。
どんな小さな工事でも騒音は出るものです。工事中、家にいるなら、何かあったときに職人さんが声をかけやすいようにして、別の部屋で過ごしましょう。
工事中の家では過ごしづらいということなら、外へ出かけることも可能です。外出の際は、工事全般を監督する工事責任者に合鍵を預けるようにしましょう。職人さんは工事ごとに交代しますが、工事責任者は工事に一貫して関わる担当者です。
トラブルを避けるためにも、預かり証を作って管理するのがよいでしょう。また、緊急事態に連絡が取れるよう、携帯電話の番号を伝えておくこともお忘れなく。
悩ましいのは、「お茶出しってやっぱりしたほうがいいの?」という問題。リフォーム会社では、お茶やお菓子を出す気遣いはいらないと言われることがほとんどで、基本的には必要ありません。
コミュニケーションを図るきっかけにしたければ、ペットボトル飲料を多めに用意して置いて、職人さんに気を遣わずに必要なときに飲んでもらうのが良いでしょう。
住みながらのリフォームの場合、工事の様子も見ておけます。
たとえば、予定通りに工事を開始できているか、後片付けはされているか、資材搬入や工事車両などで近隣に迷惑をかけていないか…等々、何か気づいた点があれば、工事責任者に伝えましょう。
丁寧なリフォーム会社では、工事責任者やリフォーム会社の営業担当者が、まめに進捗等を報告してくれます。何か分からないことがあれば、すぐに確認するのがトラブル防止にもなります。