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【リフォームの依頼先選び02】- 現場調査ってなに?

「現場調査」という言葉をご存じでしょうか?リフォームを検討中でいろいろと調べている方にとっては、よく聞く言葉かもしれません。【リフォームの依頼先選び01】会社情報を集めましょうでお伝えした通り、リフォーム会社に問い合わせをして話が進むと、「現場調査に伺います」という流れになります。今回はこの「現場調査」のポイントをお伝えします。

現場調査の中身は?

「現調(げんちょう)」と略されることもあります。業界用語なので一般の方には少し違和感があるかもしれません。

現場調査は、リフォーム会社の営業担当者、設計担当者がリフォーム前の現在の状態を調べに、お宅へ伺うことです。実際の現場の状態を見ないとプランニングができないからです。実際に現場調査では、以下のことを調べます。

リフォーム箇所の採寸

リフォーム箇所に関連するさまざまな場所のサイズを測ります。たとえば、キッチンリフォームなら現在のキッチン本体の間口や奥行きから、レンジフード、通路の幅、収納やその他設備などまで細かく測ります。

採寸イメージ。キッチンまわりのいろんな箇所を測ります。

建物の構造・状態

キッチンでは、シンク下や床の点検口を開けて調べます。とくにキッチンの位置を動かすリフォームの場合は、排水管の位置を動かす必要があるので大切です。壁や床下の構造は開けてみることができないので、叩いたりして音や感覚で調べることも多くあり、ここがプロの技というわけです。

また、電気やガスの状態もチェックします。たとえば、IHヒーターなど200Vの設備機器を入れたい場合など、現在の住まいが対応しているか、ブレーカーを確認することもあります。

200Vの機器についてはこちらの記事も参考になさってください

その他、搬入の確認やヒアリング

その他にも、搬入通路の確認や幅なども事前にチェック、採寸します。現場調査では記録のために写真撮影をすることもありますが、今後のプラン作成のためにも必要なことと理解しておきましょう。細かくきっちりと採寸して現状を把握してくれているか、記録してくれているかが大事なポイントになります。

現場調査と同時に、ヒアリングや打ち合わせも行われます。実際にキッチンに立ちながら、使い勝手に関する不満や改善したい箇所、理想のキッチンについてしっかり伝えることが、よいプランを出してもらうポイントです。

毎日の作業でちょっとしたストレスになっていることも伝えましょう。

現場調査の事前に準備しておくこと

要望を整理しておきましょう

現場調査はヒアリングや打ち合わせの機会も兼ねているので、要望は事前に書き出しておくなどの準備をしておいたほうがよいでしょう。キッチンのスタイルを変えたい、収納を増やしたい、2人でキッチンに立てるようにしたい、今は冷蔵庫との動線が悪くてストレス…などなど、具体的であればあるほどよいでしょう。それまでのやりとりで伝えていることも含め、もう一度伝え漏れのないように一覧表にして、準備しておくことが大切です。

オープンキッチンにする場合などは、全体イメージが伝わりやすいように雑誌やウェブサイトで理想のキッチン空間の写真を見つけておくことをおすすめします。色や雰囲気、インテリアの好みなどを伝えるとプランニングのヒントになります。

たとえば間取りが似たキッチンスペースで「うちもこんなキッチンスタイルにできないかな」という写真を見つけておくとイメージが伝わりやすくなります。

図面などがあれば準備しましょう

現場調査では、床下や壁の構造まで見ることができません。新築時の図面などの建物に関する資料があれば、準備しておくと現場調査もスムーズに進みます。

打ち合わせイメージ。現状が分かる資料は強い味方です。

リフォーム会社の人たちに現状を見せるとなると、身構えしてしまうものです。現状を見てもらうためには、無理してきれいにしておく必要はありません。しかし、少なくとも採寸や確認がしやすいように、荷物などはすぐ移動させられるようにまとめておくなど、スムーズに現場調査が進むための準備をしておきましょう。

今後の流れの確認も忘れずに

現場調査の所要時間は、だいたい2時間~3時間をみておくのがよいです。気になるリフォーム会社2、3社との相見積もりになることが多いですが、それぞれ別の日や時間帯で対応するのが基本です。相見積もりはリフォーム工事では当たり前なので、相手に伝えてもかまいません。見積書やプランがいつ提出してもらえるのかなど、今後の流れを確認しておくことも大切です。

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