キッチンの耐久年数は一般的に10年~20年と言われていますが、掃除や手入れをしっかり行うとそれ以上に耐久年数がアップします。
キッチン自体はきれいに使っていても、加熱機器やレンジフードなどの設備機器の故障をきっかけにリフォームを検討することが多くあります。もちろん、設備機器だけを入れ替えたり修理したりすることもできますが、
心地よくモチベーションをアップして、毎日キッチンに立ち、手料理で健康維持をしたいとリフォームをする方もいらっしゃいます。新しいキッチンには色々な工夫がされており、家事効率が向上して、自分時間の確保にも役立ちます。
長年お使いのキッチンなら、新しいシステムキッチンに入れ替えを検討してみてはいかがでしょうか。
もっとも手軽にできるキッチンリフォームです。キッチン本体の位置やレイアウトを変えずにそのまま新しいキッチンに入れ替えるだけなので、ガス配管や給排水などの配管や電気配線も大きな工事をする必要がなく費用も工期も抑えることがきます。
工事は現在お使いのキッチンを解体・撤去してから、新しいシステムキッチンを組み立て設置する流れ。おおよそ1日~2日で完了するため、日常生活への影響も最小限で済みます。ただ、現場の状況や施工会社などによって違いがあるので、事前に依頼先にしっかりと確認しましょう。
昔ながらの住宅ではキッチンは壁付型が一般的でしたが、キッチン入れ替えを機に対面式にするなどスタイルを変えることも可能です。
キッチン本体の位置を移動させる場合は、給排水管やガス管などの配管工事や電気系統の配線工事のほか、レンジフードの位置も変わるためダクト工事も必要になります。加えて気を付けたいのが、以前のキッチンを撤去した後の床や壁も張り替えてきれいにする必要があること。工事の規模は大きくなるので工事日数は10日~2週間程度、それに伴い工事費も増えます。また、建物の構造によって移動ができない場合もあるので、依頼先としっかりと打ち合わせをするようにしましょう。
キッチンの位置を少し変えるだけで動線がよくなって家事の負担が減らせたり、家族とのコミュニケーションが増えたりと暮らしが快適になることが多々あります。何度もやり直しができるものではないので、ご家族のライフスタイルや理想の暮らしを考えて、要望をはっきりさせて必要な工事を行うことが大切です。
「今のキッチンもまだまだ使えるからリフォームなんて贅沢だ」と考える方が多いです。
ただ、最近のシステムキッチンはどんどん性能が上がっていて、とくに掃除をしやすいことで家事の負担はグンと減ります。扉やワークトップ、キッチンパネルなどさまざまなパーツに汚れがつきにくい加工が施され、お手入れが格段にラクになりました。また、食洗器など家事を助けるオプションを入れることでも、家族や自分のために過ごす時間が増えるというメリットを感じられることでしょう。
また、なんとなく古びれて暗かったキッチン空間が、新しいシステムキッチンにしただけで空間がパッと明るくなり印象が変わることがあります。キッチンに立つ時間が楽しくなったり、料理の腕を上げたくなったりと毎日にハリを与えてくれるようになるでしょう。
キッチンの古さが気になってきた、使いづらいのをずっと我慢している…などの困りごとがあれば、キッチンリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
気を付けたいのが、工期自体は短くてもその前の現状調査を含む打ち合わせやシステムキッチン選びなどには時間がかかります。ゴールを決めたら、なるべく早くから動き出して慌てずじっくり考えながら納得のいくプランにすることが成功の秘訣です。