株式会社 輝く人生創造戦略研究所

menu
お役立ちコンテンツ一覧 > キッチンリフォーム

【キッチンのパーツ選び06】- 番外編;キッチン空間の冷暖房

キッチン空間の冷暖房計画は、新築・リフォームの際にしっかり立てておくことが大事です。とくにオープンキッチンでは、ダイニングを含めたキッチン空間で過ごす時間も長くなるので、快適に過ごせる温度に保ちたいところです。

床暖房で足元の寒さ対策

今では建物の気密性や断熱性が高くなりましたが、それでも真冬の足元の冷えなどは毎日キッチンに立つにはつらいでしょう。断熱材を床下に入れるなどの工夫をしたり、コルクなどの保湿性のある床材を選んだりするのも寒さ対策になります。

ただ、キッチンの床もフローリングやタイルなどを使って見た目にこだわりたいという場合には、リビング・ダイニングからキッチンまで広い範囲で床暖房を入れるご家庭が多くなっています。最近は無垢材のフローリングでも床暖房対応のものが登場しており、熱や乾燥からくる反りや割れなどの変形を防げます。

木のナチュラルな質感が人気です。ヘリンボーンの床にするなど床材ひとつで個性的なダイニングキッチンに。
冬場はヒヤッとするタイルですが、色や柄も豊富でお手入れもしやすいうえ、熱伝導率がよく蓄熱効果も高いので床暖房向きの素材とも言えます。

夏場の暑さ対策も忘れず

ガスコンロやオーブンなど火を使うキッチンは温度が上がります。夏場はキッチンに立ちたくないなんて日も多いいでしょう。さらに、部屋の温度や湿度が上がると食材の傷みも早くなります。加熱機器をIHヒーターにすると、火を使わないので、室内温度は上がりにくくなる利点が生まれます。

キッチンの壁はキャビネットや冷蔵庫、レンジフードでふさがっているため、エアコンは取り付けにくい場合が多くあります。リビング・ダイニングと一体になっている場合は、うまく冷気が回ってくるようなプランを考えましょう。

キッチンまで空調が回るように設置場所にも工夫を。また、キッチンに近いエアコンは、油煙でベタベタとした汚れがつきやすいためマメに掃除をするようにしましょう。
サーキュレーターや扇風機を使って、うまく空気を循環させる工夫はエコにもなります。

採光・通風で心地のよい温度を

キッチン空間に窓を設ければ、明るさだけでなく風の通り道を作ることができます。夏は風が通ることで少し爽やかになり、冬は温かな日差しを取り込めて、キッチンがぐっと快適になります。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

キッチンの吊戸棚をなくして大きめの窓を設置。たっぷりと光と風を取り込めます。

小型の冷暖房器具をキッチンに持ち込むこともできますが、足元にあるとぶつかって倒す可能性がありますす。これからキッチンづくりをするなら、ぜひ暑さ・寒さ対策も考えたキッチンにしましょう。

お役立ちコンテンツ一覧に戻る