料理の油や煮汁が飛び散るガスコンロまわりの汚れは、大半が油汚れです。油汚れは、時間が経つと取れにくくなるので、気づいたら早めのひとふきがお掃除時間短縮のカギです。
ガスコンロがまだ温かいうちなら、汚れはすぐに落ちます。ただし、やけどをしないように注意して下さい。
水で絞ったふきんで、まだ温かいうちに拭きましょう。五徳(ゴトク)を取り出し、五徳の下も拭きましょう。中央部分だけでなく、隅も忘れずに拭くことも忘れずに。
調理中に、こぼれた汁と油などを拭きます。五徳は黒いので汚れが目立ちませんが、よく見るととても汚れている場合が多いです。熱いうちなら、水で絞ったふきんでも充分に汚れが取れます。
ガスコンロも五徳も、乾拭きをします。
◎POINT① すぐに使える場所に掃除道具を
油汚れの強いガスコンロまわりのお掃除で油がついたふきんは、石鹸で洗えばOKです。細かい所の掃除は、歯ブラシなどの道具を使いましょう。これらの掃除用具は、すぐに使える所に用意しておくと便利です。
◎POINT② 広い範囲もターゲットにしましょう
料理中の油は、2mは飛ぶと言われています。ガスコンロをひと拭きする時に、周りの壁も拭いておきましょう。また、ガスコンロの周りに調味料入れなどを置いておくのは、止めましょう。汚れやすい場所には、ものは置かないようにすることで、お掃除の手間を少なくできます。
汚れがひどくならないうちに、2週間と1カ月に分けて徹底お手入れをしましょう。
◎ガスコンロ
網タワシに台所用洗剤液をつけて、さっと擦り、布巾で洗剤を拭き取ったら、水拭き、乾拭きをしましょう。
◎五徳・受け皿
五徳・受け皿は外し、布巾に台所用洗剤液をつけて擦り、水で洗剤と汚れを洗い流し、ふきんで拭き上げます。これでも汚れが落ちない時は、専用クリーナーを使います。
◎ガスコックのまわり
油がベトベトになりがちになるのが、ガスコックやその周辺です。まず、水で絞った布巾で拭きます。取れない時は、台所用洗剤液をつけた網タワシで拭き、布巾で洗剤を拭き取り、水拭き、乾拭きをして置きましょう。
◎ガスコックは湿布法で
油でベトベトになったガスコックは、台所用洗剤液をしみ込ませたキッチンペーパーで包みます。20分ぐらいしたら取り除いて、水拭き、乾拭きをしましょう。
◎排気口と防熱カバー
排気口や防熱カバーにも油が飛び、埃が付きます。排気口のカバーは水で絞ったふきんで拭き、中も拭いておきましょう。防熱カバーはまずカバーを外します。台所用洗剤液を付けた網タワシで擦りってから水で洗い流し、ふきんで水気を拭きます。ステンレスはふきんで乾拭きしておきましょう。細かい所は歯ブラシを使います。