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【キッチンのインテリア02】- 照明ひとつで印象が変わる

キッチンでは細かい作業がたくさん。

暗くて手元が見えづらい、食品パッケージの細かい文字が読みづらい、洗い物の汚れがきちんと落とせていなかった…など、本当にちょっとのことがストレスとして積み重なります。

キッチンの照明は、天井につけて空間全体を照らすベースライトと、安全に作業するために手元を照らすものを組み合わせて考えるのがよいでしょう。

最近、主流のキッチン、リビング・ダイニングが一体となったオープンキッチンでは、それぞれの灯りが視界に入るため、空間としてのつながりで照明をインテリアとして取り入れることも大切になりました。

吊戸棚下にバータイプの照明を設置

システムキッチンでは、シンク上の吊戸棚に照明が組み込まれたものがほとんどです。

シンプルなバータイプのものが多いですが、とても実用的です。

一般的な吊戸棚下についた照明。レンジフードにも照明がついていますので、調理中も手元を明るく照らしてくれます。

貼付式やネジ固定式で後付けできるキッチン用のライトも市販されているので、組み込まれていない場合や明るさが足りないときは取り入れてもよいでしょう。

手をかざすとスイッチがON/OFFできるタッチレス機能がついているものが、汚れた手でも使えて便利です。

オープンキッチンでは天井からライトで照らす

オープンキッチンでは吊戸棚のない対面キッチンの場合が多く、天井にペンダントライトやスポットライトを設置することが多いです。油汚れなどがつきやすいので、マメに掃除を心掛けましょう。

この場合、照明はダイニングへとつながるインテリアのアクセントにもなります。LDK全体でお好みのデザインを選ぶことが大切です。

壁側のキッチンには吊戸棚下照明を、アイランドカウンターにはペンダント型照明を設置しているほか、全体を照らすダウンライトも天井に埋め込まれています。ダイニングとキッチンのペンダント型照明は、同じシリーズながら形を変えて統一感を出しています。

明かりの種類は経済性も考えて

明かりには蛍光灯・白熱灯・LEDがあります。

【LED】

最近は寿命が長く省エネなLEDが主流になりつつあります。10年以上取り替え不要と言われていますので、価格は蛍光灯や白熱灯より高くても、長く使える分お得になります。電球の取り替えが大変なご高齢の方にはおすすめです。

【蛍光灯】

明るく、広範囲を照らせ寿命も比較的長い蛍光灯。LEDが増えたといっても、まだまだ現役です。色味、形とも白熱灯のような蛍光灯も発売されています。

【白熱灯】

オレンジかかった独特な温かみがあり、ソフトな雰囲気づくりができます。リラックスしたいダイニングやリビングに用いるのがおすすめですが、寿命が他と比べて短いのがデメリットとなります。

キッチンでは食材や料理の色味も大切になってきますので、手元を照らすもの、空間を演出するもの、と適材適所で考えることが必要でしょう。

天井に埋め込まれた全体を照らすダウンライトに、レール式のスポットライトを複数プラスすることで必要なポイントに光を集められます。

LED照明では、明るさを段階的に変えられる「調光機能」に加え、照明の色味を変えられる「調色機能」がついている照明器具もあるので、ひとつの電球で自然光のような明るさから、白熱灯のような温かみのある色まで自在に調整できます。

最近では、ダイニングで宿題をするお子さんも増えているので、お勉強の時間は白っぽく明るい空間に、ゆっくりとお酒を楽しむ大人の時間はリラックスできるオレンジ系の色味にできるのは、とても便利です。

最近ではスマホやタブレットで調光・調色操作できる照明器具も増えてきました。

照明の計画は早めがベスト

ついつい後回しで考えてしまいがちの照明ですが、配線の都合で思った通りの照明が入れられない場合もあります。これから新築やリフォームでキッチン空間づくりを考えている方は、照明の計画は早めにイメージを決めるのがベストでしょう。

食器棚に照明を組み込むとキッチンが素敵なインテリアになります。
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