季節を感じる「旬」。その「旬」を味わうのが一番の贅沢。
この時期は、3月に続き柑橘類がまだ幅をきかせています。
今回は、旬を迎えている柑橘系でなく、例年より早く登場した走りの果物を紹介します。
江戸時代からびわ栽培の歴史がある長崎県は、日本の最先端に位置し、海に囲まれ、温暖な気候に恵まれた、びわにとって絶好の環境であり、日本で最大のびわ産地となっています。
ハウス栽培では2月~4月に、露地では5月~6月に収穫を迎えます。
この露地ものが、今年は早くも入荷しました。
涼しい所に置き、冷やす場合は食べる2~3時間前に冷蔵庫へ入れましょう。
皮は、おへその方から剥くときれいに剥けます。
皮をむいたまま置いておくときは、水につけておくと変色しません。
食べるときは水気をよく切って、召し上がって下さい。
びわは種が大きくて、食べられる部分が少ないように思えますが、可食部分率は65%あります。
実は、バナナやメロンやすいかよりも食べるところが多いのです。
粒が大きくて果皮に張りとツヤがあり、色が鮮やかなものを選びましょう。
軸が青々としているものが新鮮です。
糖度は大半が16~18度で、20度以上になることも珍しくありません。
果実の重さは8~12gほどで、甘酸のとれた味は美味しさそのものです。
美味しく食べられるのは、収穫してから2~3日です。冷蔵庫の野菜室に入れて、なるべくその日のうちに食べましょう。
長時間冷蔵庫に入れておくと甘みが薄れてしまうので、注意が必要です。
買ってからすぐに食べたいときは、冷水にさっと通して冷やすとおいしく食べられます。
通常であれば、6月頃に出荷されますが、今年は早くも登場しました。