キッチンはデザイン性も高まっています。素材や色などキッチン自体のバリエーションが増えていることに加え、リビング・ダイニングともつながるオープンな空間が増えており、「キッチン空間」としてトータルにインテリアを考えることが必要です。

採光：出窓やガラスを使って明るいキッチン

以前は北向きで暗い場所にあった台所。いまは、あえて南向きで光をたくさん取り込むのが当たり前になっています。長時間いるからこそ、快適に過ごせる場所にするには、窓の設置にも注意を払いましょう。

一般に、壁付けのキッチンではカウンタートップと吊戸棚の間に窓を設けることが多いです。明るさも十分、窓からの景色も見られて気持ちがよいものです。

窓は、出窓にするとちょっとしたモノが置けるのでインテリア・収納としてもアクセントになります。

天窓（トップライト）や縦長窓で空間のアクセントを

オープンキッチンでは、ダイニングやリビングからふんだんに光を採り入れることができます。大きな窓で解放的なキッチン空間にするのも素敵ですね。リフォームのプランニング時にしっかりイメージをして窓の大きさ、高さなどをチェックしましょう。

光を採り入れる工夫としては、以下があります。

• 勝手口の扉をガラス仕様にする
• 天井に近い場合は、天窓（トップライト）にする
• 縦長の窓にする

天窓は、壁につける窓と比べて約3倍の採光が取れます。また、縦長の窓のほうが奥まで光が届きやすいという特徴があります。

通風・換気：快適さを追求するなら空気の流れも考えて

“気持ちよい空気の流れ”が大切

快適な住まいの条件に「健康な空気」を挙げる人も増えてきました。

建築基準法で常時換気が義務づけられていて、住まい全体は24時間、強制的に給気と排気が行われるようになった今では、風通しのよい住まいは快適な暮らしの必須条件です。キッチンとリビング・ダイニングが近づいた間取りも多いので、キッチンの空気をきれいにするレンジフードにも注目しましょう。 レンジフードもスタイリッシュなものが増えています。インテリアのひとつとして、キッチン空間とコーディネートしたいです。