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【キッチンの基礎知識06】- キッチンのレイアウトって?

I型、Ⅱ型、U型…、キッチン選びの際にこれらの言葉を聞いたことはありませんか?

どれもキッチンづくりの際に、レイアウト(間取り)に関わる大切な項目です。「キッチンのスタイルって?」でご紹介したキッチンスタイルとあわせて、ライフスタイルにあったキッチンを選んでいきましょう。

キッチン作業の3要素:加熱機器・シンク・冷蔵庫

キッチンで作業するのに大切なのが「加熱機器(コンロやIHクッキングヒーター)」「シンク」「冷蔵庫」、この3つの導線です。ここではそれらの配置によって変わるレイアウトのメリットやデメリットをご説明します。

【I型】コンパクトなキッチンにおすすめ

加熱機器・シンク・冷蔵庫を1列に並べたのがI型です。壁付型とペニンシュラ型のどちらにも対応できる一般的なレイアウトですが、横の動きが長くなるため、間口の広いキッチン(横長のキッチン)では作業効率がよくありません。昔ながらのコンパクトなキッチンでI型が主流なのもそのような理由からでしょう。

I型では左右に横の動きが多くなるのでコンパクトなキッチンのほうが作業効率は高まります。

【Ⅱ型】シンクとコンロの位置関係が大切に

加熱機器とシンクを2列に分けたのがⅡ型です。独立型やオープンキッチン、セミオープンキッチンにも対応できます。横の移動は少なくなりますが、振り返っての作業が多くなるのでシンクと加熱機器の間は広すぎず、90㎝~120㎝程度にするのが負担を減らすポイントです。一人でしか作業しないのであれば、60㎝でも可能ですが、その場合は冷蔵庫の扉や引き出しが開くかどうか確認を必ずしましょう。

シンクと加熱機器の配置は、安全を考慮して距離を取りましょう

加熱機器とシンクは一直線上にあっても、I型の後方に冷蔵庫を置くレイアウトもⅡ型といえます。料理家電やモノを置いておける棚などを冷蔵庫側に造作しておくことで、キッチンスペースを有効に使えます。

I型キッチンの後方に冷蔵庫を置く場合も振り返りの動作が多くなります。冷蔵庫が右開きか左開きかも重要になってきます。

【L型】効率よい導線で作業しやすい

L型のレイアウトでは、加熱機器とシンク、作業スペースが直角に配置されL字型に並びます。作業スペースが広めにとれ、導線も短く作業しやすいのが特徴です。ただ、コーナーがデッドスペースになりやすいので注意が必要です。

L型は、オープンキッチンにも独立型にも適しています。

また、L字をすべて壁付にするのではなく、一方だけペニンシュラ型のように部屋に突き出す形にすれば、対面式になりキッチンに立つ人とリビング・ダイニング側にいる人のコミュニケーションがとりやすくなります。

L字の一方をこのように対面式に配置するとセミオープンキッチンになります。

【U型】コンパクトなキッチンにおすすめ

加熱機器、シンク、調理スペースがU字型(コの字型)に並ぶレイアウトです。3方向に手が届きやすく作業効率はよいですが、広くゆったりとしたスペースが必要となるので、キッチンをどれだけ全体スペースから割けるかをじっくり検討しましょう。広めの独立型キッチンにも、オープンキッチンにも適しています。

シンク・加熱機器・作業スペースを3方向に配置したU型キッチン。
オープンキッチンでは、ダイニング側を配膳スペースにするとお手伝いもしやすくなります。またカウンターバーのように使っても楽しいですね。
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